2022-10

詩、ことば、文学

3冊の「のろわれた沼の秘密」

10月29日  「のろわれた沼の秘密」という本のことについては、過去に二回書いた。僕が小学校一年の冬、初めて読んだ本格的な「本」。少年少女向けとはいえ、二段組み、200頁の本を読むのは7歳の子どもには難しかったはずだ。なんとか読めたのはほと...
詩、ことば、文学

一人称単数の代名詞

英語など多くの言語には自分を表す「一人称単数」の代名詞は、基本一つしかないが、日本語には無数にある。そのことの意味を(少し)考えてみた。
詩、ことば、文学

「汝、星のごとく」を読む

10月11日  凪良ゆう著「汝、星のごとく」を読んだ。この著者の本を読むのは本屋大賞を取った「流浪の月」以来、二冊目である。前作でも感じたが、この人は文章が上手い。達意の文で、かゆいところに手が届くという感じで、しかも無駄がない。難解なとこ...
詩、ことば、文学

バックラッシュ

10月6日  9月29日の朝日新聞論壇時評「進まぬ性教育 知識こそ性加害減らす手段」で、東大大学院教授の林香里が「日本の学習指導要領には『妊娠の経過は取り扱わない』という通称『はどめ規定』と呼ばれる特異な規定があり、学校では『性交』について...