酔生夢死

食、趣味、その他

「103万円の壁」と学生の貧困

11月21日  いわゆる、「103万円の壁」の引き上げで、自公の与党が国民民主党と合意したという。僕は、控除額の引き上げとか減税には基本的には賛成なのだが、今回の国民民主党の振る舞い方には正直言って違和感を覚えている。 今回国民民主党が議席...
詩、ことば、文学

いよなんのこと③ 文学フリマまで二週間

11月17日  12月1日の「文学フリマ東京39」まではや2週間となった(12月1日(日)12時~17時 東京ビッグサイト)。  当日販売する「いよなん2号」の準備は着々と進んでいる。ここまで、10月1日第一次原稿締め切り、10月5日合評会...
食、趣味、その他

国連女性差別撤廃委員会の勧告

10月31日  国連女性差別撤廃委員会が、日本政府に対して選択的夫婦別姓制度の導入を求める勧告をした。これ自体は四度目だが、最も重要な「フォローアップ項目」に指定したのは前回に次いで二度目だ。たまたまだが、この問題に後ろ向きな自民党が大幅に...
歴史、古文書

古文書の季節

10月30日  川崎市公文書館の「中級古文書講座」に通っている。武蔵小杉にある川崎市生涯学習センターで、毎週土曜全四回行われるもので、次回11月2日が最終回だ。「川崎宿・幕末『御用留』を読む」というタイトルで、川崎宿の役人惣代を務めていた森...
旅、人物

昭和記念公園

10月18日  秋晴れというにはやや気温が高い一日、国営昭和記念公園に行った。 コスモスを見に行ったのである。それなりに人は多いが、とにかく広い。そして最近では意外なほど外国人客がいなかった。10年ほど前に「ひたちなか海浜公園」にコキアを見...
未分類

気になる言葉「ナイーブ」

9月29日  8月31日の投稿で、小説家星野智幸の寄稿を紹介した。現代の日本が「あらゆる発言が攻撃できるか感動できるかで消費される状態」になっていることを嘆く星野に対して、ジャーナリストの安田峰俊が「ナイーブ」と断じたと書いている。 この「...
音楽、絵画、ドラマ

「眠る人」~YouTube

9月26日  新作の紹介。  この「眠る人」という詩は、中井英夫の「眠る人への哀歌」にインスパイアされたものであることは間違いないが、原詩の清澄さには遥かに及ぶべくもない。前に紹介した「物語」という詩のテーマである、「未だ出会わざる別れ」も...
詩、ことば、文学

「いよなん」のこと②

9月8日  「いよなん」のメンバーが、新メンバーの紹介記事の一環として、僕のことを書いてくれた。 素直に嬉しい。仲間がいるってこういうことなんだな。  今年の春、「このグループに入れてもらえるかも」となってから、僕にとっての小説の季節が到来...
食、趣味、その他

「共感」を求める社会

8月31日  朝日新聞8月27日朝刊オピニオン欄の、小説家星野智幸の寄稿「言葉を消費されて」を読んだ。共感するところが多かった。星野は「ぼくが社会や政治について言葉にしてきたのは、共感する者同士の居場所を作るためではなく、境界をなくして少し...
詩、ことば、文学

「反戦」のコンテンツ

8月25日  小説家の柚木麻子が、朝日新聞に寄稿した「日常から消えた あの戦争」を読んだ。小説家が多少なりとも「政治的」発言をすることのリスクは、今日ではとても高いようだ。以前このコラムでも取り上げた李琴峰なども、「反日」などと中傷を受けて...