酔生夢死

詩、ことば、文学

無知学

10月31日 29日の朝日新聞オピニオン欄「『無知学』から見える世界」はなかなか面白かった。科学史研究者・鶴田想人のインタビュー記事である。 「無知学」というのは、「無知」=「ものを知らない」という状況を、個々人のデフォルトの状態としてでは...
詩、ことば、文学

「いよなん」4号へ

10月9日 11月23日の「文フリ東京41」に向けて、「いよなん」が動き始めている。「いよなん」というのは、「シナリオセンター」に縁のある人たちで構成される創作集団で、メンバーたちは普段は主にシナリオを書いている。 「シナリオセンター」(略...
食、趣味、その他

PCの引っ越し

10月1日 パソコン2台持ちになった。 僕のようなIT弱者にとって、PCの買い替えは一大事である。Windows10のサポート終了まであと1か月を切ってさすがに焦ってきた。僕が今まで使ってきたPCは、もう10年以上使っている。購入時はWin...
詩、ことば、文学

「詩とメルヘン」のこと

9月16日 朝ドラの「あんぱん」は時々眺める程度だが、今朝はミュージカル「怪傑アンパンマン」の制作打ち合わせの場面があった。この「怪傑アンパンマン」というのは、元はやなせ・たかし(当時は姓と名の間に・があった)が責任編集していた月刊誌(創刊...
食、趣味、その他

生成AIとロボット工学三原則

9月11日 X(旧ツイッター)のタイムラインを眺めていたら、「生成AIに一つ質問すると2Lの水が蒸発する」と書かれていた。そんな話は知らなかったので、「ネット情報の真偽をネットで調べるってどうなのか」と自分にツッコミを入れながらもちょっと調...
音楽、絵画、ドラマ

「ほん怖」傑作選

8月20日 8月16日にフジ系で放送された「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2025」を録画して少しずつ見ている。過去の名作6本をデジタルリマスターしたものに新作一本を加えて放映したものだ。 まず一本目が「黄泉の森」。小栗旬と加藤夏希が出て...
音楽、絵画、ドラマ

「火垂るの墓」

8月17日 8月15日の夜、日本TV系列で放映された「火垂るの墓」を視聴した。実は初めてである。僕がアニメ映画が苦手なことは、以前「君たちはどう生きるか」の時にも書いたが、どうにも30分を過ぎると座って見ていられない。宮崎駿作品でさえ全部見...
詩、ことば、文学

気になる言葉「帰化人」

7月18日 SNS等で最近「帰化人」という言葉を見ることが増えた。ある政党の政策を批判する投稿に対して、その政党の支持者が「あなたは帰化人ですか」などと書き込んでいるのをよく見かけるのだ。 僕(1961年生まれ)が、昔学校で学んだ歴史の授業...
食、趣味、その他

シングルイシュー政治と陰謀論

7月16日 以前、「17才の帝国」というTVドラマをこの欄で取り上げた。近未来の日本で政治AIを使って、実験都市を統治する話で、政策決定の決め手となる指標が「幸福度」だった。そこで僕は、「幸福とはもともと相対的なものだということ。誰かの幸せ...
食、趣味、その他

「デモ嫌い」の国

6月29日 6月26日の朝日新聞「天声人語」は一風変わった内容だった。日本人は際立って「デモ嫌い」だというのである。「この国には政治的な活動にかかわる人を忌避する傾向があるらしい。自由なデモは民主主義の基盤なのに、デモに参加すると調和を乱す...