2022-03

詩、ことば、文学

「ぼく」 谷川俊太郎と「死の絵本」追加

3月29日  3月16日の朝日新聞「声」欄は、「死を思うことは 恐ろしいけれど」という中学生からの投稿に対する反響を特集していた。年齢も性別も様々な人々が、死に対する考えを語っている中に谷川俊太郎のインタビューもあった。谷川が子どもの自死を...
詩、ことば、文学

奇想と妄想 ポオの世界②

奇想の蒐集家 3月25日  「100分de名著」の冒頭で、伊集院氏が「ポーと言えば、推理小説だと思っていた」という趣旨のことを語っていた。次回のテーマが「モルグ街の殺人」なのでそこで話題になるかもしれないが、ポオが遺した推理小説は短編5編と...
詩、ことば、文学

奇想と妄想 ポオの世界

エドガー・アラン・ポーは神格化され、なかば伝説上の人物のように扱われることもあるが、実像は違うのではないか。ETVの「100分de名著」を参考に考えてみたい。
詩、ことば、文学

やさしい人

3月15日  兄が66才で亡くなって一年になる。実家で一人暮らしの兄とは、コロナ以来会っていなかったが、定期的に電話はしていた。昨年の3月15日、柏警察署から電話があったときは交通事故かと思った。それが自宅で亡くなっていたと。2月に電話した...
音楽、絵画、ドラマ

ウルトラセブン 最終回

3月7日  日曜日の朝、BSNHKでウルトラセブンの最終回を、何十年ぶりかで見た。好きな実相寺昭雄の作品や、「ノンマルトの使者」などはDVDでも持っていて、何回も見ている。「セブン」に限らず円谷作品は、一本ずつの独立性が高く、出来不出来の差...
詩、ことば、文学

李琴峰「彼岸花が咲く島」

「彼岸花が咲く島」は、多言語、多文化の視点を持つ作者が、この国の最西端の島をモデルに描いた「寓話」である。