新作小説「地球の裏側」

詩、ことば、文学

12月31日

 「小説家になろう」に続いて、同じく小説投稿サイトの「カクヨム」にも作品を投稿してみた。こちらは一万字未満の短編である。

地球の裏側(秋田清) - カクヨム
私の大切な人は、きっとみんないなくなってしまう

 このサイトでは今、カクヨムコンという、コンテストが行われていて、その短編部門に応募してみた。昨年から参加している同人誌「いよなん」の仲間が出品しているので僕も出してみたのだが、今日現在で応募作品数は一万一千を超えている(募集期間はまだ一か月以上ある)というからとんでもない数だ。

 昨年初めて文フリに行った時にもかなりびっくりしたが、こういう世界があるのである。この「カクヨム」も、前回投稿した「小説家になろう」も、投稿されている作品の9割以上はいわゆる「ラノベ」である。トップページで紹介されている人気作品の紹介文を見れば、
「異世界詐欺師」「大勇者」「王宮魔術師」「スライム職人」その他、なにやら眩暈がしてくるような異形の言葉たちが並んでいる。ダンジョン、ゴーレム、TS、チートなど、よくわからない、または自分が知っている意味と同じ意味なのかどうか判断に迷うような言葉のオンパレードだ。そして、こう言う作品が人気ランキング上位という世界なのだから、僕の書いたものなどがここに浮かび上がってくることは、まあ難しいだろうと察しはつく。
 だが、とにかく誰でも無料で読めるのはいいことだ。知り合いにリンクを送れば読んでもらえるという意味では使えると思った次第。

 「いよなん」には2号から三回連続で参加させてもらった。五月に出る5号にも参加予定である。2号に載せた「彗星の夜」シリーズの続編は、「なろう」に載せた。今回カクヨムに載せた「地球の裏側」という短編は、3号に載せた「二十四時間の逃避行」4号の「跳ぶ男」と一部登場人物が重なっている。いわゆるスピンオフのような形で書き継いでいくという手法にこのところハマっているのである(と言っても、その2作は今のところ「いよなん」を購入するしか読んでいただく方法はないのだが…)。
 購入していただける場合は下記から

いよなん - BOOTH
シナリオ・センター東京の卒業生で結成された脚本家集団です! 12月1日文学フリマ東京39(西ホール ぬー21)に出展しました。ご来場ありがとうございました! 【11/23文フリ新刊】いよなん第4号(¥ 950), いよなん 1号(¥ 900...

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