「彗星の夜」および「いよなん第4号」のこと

詩、ことば、文学

11月22日

 前回投稿のいよなんブース位置に間違いがあった(現在は修正済み)。ブースは東京ビッグサイト南1・2ホールのQー44である。

 文フリが明日に迫り、SNS担当の小鳥居詩乃さんがX等に連投してくれている。僕の作品の紹介動画も作ってくれた。

 小鳥居さんは、BGMの音楽まですべて一人で作っている。この大変な作業と並行して精力的に執筆もしているから凄い。「ことりいしの」の名で、「カクヨム」等に投稿しているので是非読んでみてほしい。

 僕以外の紹介記事も含めた「いよなん」関連の各記事は下記より

いよなん lit.link
クリエイター集団、SNS、画像、音楽、動画、個性とスタイルを1リンクに

 今回の統一テーマは「脱出」で、さらに書き出しの文まで統一した。「こんなことなら、謝っておけばよかった」である。それでも11人の全く違う個性が際立つアンソロジーになった。頒布価格は800円である。
 バックナンバーは、今回2号を500円、3号を800円で販売する。前回も報告したが、この2号に載せた僕の作品「まれびと」の続編をまとめたものを、現在「小説家になろう」で公開している。

彗星の夜
R15 残酷な描写あり 現代 洋館 古文書 二重の結界 不器用な恋 ダークファンタジー 彗星

 「月が美しい春の宵、父の遺言で古い屋敷を守っている男のもとに、音信不通だった兄が十年ぶりに姿を現すところから「物語」は始まる。兄は祖先が遺した古い文書を探していた。そこに書かれた彗星が永い時を超えて地球に接近していたのだ」

 この話のもともとの着想は、大学時代に仲間とやっていた劇団の公演用に書き始めたものだった。結局うまくゆかず、まったく違う戯曲を書いて上演したのだった。四十数年ぶりにそれを持ち出したのは、2号のテーマが「夜」だったからである。しかしこの「まれびと」も結局収拾がつかなくなって、最後は「火事」で逃げた。中途半端なので、「彗星の夜 第一話」とした。その後連作形式にすることを思いついた。第八章までは視点人物が毎回変わり、時間軸も行きつ戻りつする。第九章と第十章が「解決編」である。まあ、すっきり解決とはならないのだが。それほど肩の凝らないエンタテインメントになっていると思うので、ぜひ一度読んでみていただきたい。

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