大腸カメラ始末記

食、趣味、その他

2月25日

 生まれて初めて、大腸カメラ(内視鏡)検査を受けた。
 胃カメラは2014年以来、これまでに8回受けている。それ以前は学校で行われる健康診断で、バリウムを飲んでレントゲンだったのだが、窮屈な「宝くじ号」の中で無理な体勢を取らされてへとへとになるは、その後下剤を飲むタイミングが難しくてなかなか便が出ないはで大変だった。鼻から入れる内視鏡にしてからははるかに楽だし確実である。(ただ、最初の頃はなぜか胃カメラの後、38度越えの熱を出すことがあったが、近年はなくなった)。
 2010年以来、検便による大腸がん検診も毎年受けていたが、今回初めて二本出した検体のうちの一つに潜血が認められたということで、精密検査を受けることになったのである。
 亡くなった母がこの検査を嫌がって泣きわめいていたのを思い出した。検査そのものもだが、検査前に腸内をきれいにするために大量の下剤と水を飲まなくてはならない。それがつらいという話もよく聞いていた。クリニックを出る際、500ミリほどのペットボトルを二本渡されたが、これが下剤なのだという。
 帰ってからネットでいろいろ調べてみると、かつては粉状の下剤を大量の水に溶かして服用していたが、今はこの飲料風の下剤「サルプレップ」を使うようになったという。味はグレープフルーツとか、レモンスカッシュ風とかも書いてあったが、「そんなに美味しいものではないので期待しないでください」とも記事にはあった。
「服用・排便チェックシート」なるものを渡され、当日は検査の四時間前からこれに記入しながら、下剤(と水かお茶)を服用する。それを便が透明な液状になるまで続けるので、1.5リットルから最大3リットルもの液体を飲まなくてはならないのだ。
 前日の夕食は、「かたまりのない」ものを軽めに、とのことで白がゆにヨーグルト、プリンを食べた。当日は6時から下剤の服用を開始するので5時50分に目覚ましを掛けておいたが、その前には目が覚めてしまった。6時から、下剤のサルプレップと水を飲み始める。まず、サルプレップの一回量(120ミリリットル)を5分以上かけて飲む。ネット情報に従って前夜から冷蔵庫に入れて冷やしておいた。これをストローで飲む(その方が飲みやすいとのこと)。その後、その倍量のミネラルウォーター。これを「一杯二杯法」というらしい。腸を刺激するために部屋の中を歩き回る。20分後に2セット目。2セット終わったところでトイレに行くが、固形便が少し出たのみ。その後もなかなか便意が来なかったが、3セット目でようやく下痢状、4セット目でカスのある液状の便が出た。サルプレップ二本目の5セット目で透明になった。やれやれ、結局ここまで飲んだ液体量は約1.8リットルだった。その後も何度もトイレに通うが、家を出る頃には治まった。
 クリニックに着くと、術衣と穴あきパンツに着替えさせられ、ベッドに寝て鎮痛剤の点滴を受ける。膝を抱えた横向き寝のポーズをとらされ、肛門から内視鏡を挿入される。痛さは感じない。担当は若い女性医師だった。腹部に多少の違和感と、時々おしっこが漏れそうな感じ(実際には漏れない)がしたりもしたが、胃の内視鏡よりむしろ楽だった。横向き寝なのでモニターに映る自分の腸内がよく見える。案外きれいだと思って見ていると、「あった」という声がした。ポリープが見つかったらしい。「お願いします」という声も聞こえる。パチンという音がする。後で聞いた説明によると切除したところをクリップで止めたようだ。正味15分ほどで検査が終わり、点滴が終わるまで休み、その後説明を聞く。
 ポリープ切除を行ったので、今日一日は固形物は食べられない。明日から少しずつ通常の食事に戻す。出血予防のため三日間はシャワー浴のみ、一週間は禁酒(僕にはこれが一番きつい)、激しい運動は控えるとのこと。ネット上には二日目以降は飲酒も入浴もOKなどという、「ゆるい」情報もあったが、いずれにせよ様子を見ながらということになるのだろう。
 切除した組織の病理検査の結果は二週間後ということで、結局それまで不安は続く。尚、今回かかった費用は26,140円だった。

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