詩、ことば、文学

「反戦」のコンテンツ

8月25日 小説家の柚木麻子が、朝日新聞に寄稿した「日常から消えた あの戦争」を読んだ。小説家が多少なりとも「政治的」発言をすることのリスクは、今日ではとても高いようだ。以前このコラムでも取り上げた李琴峰なども、「反日」などと中傷を受けてい...
詩、ことば、文学

文学と性

たいそうなタイトルを付けたが、もちろん結論などない。気楽に読んでほしい。
詩、ことば、文学

「ニッポン」か「ニホン」か

7月23日 ヤフーニュースを見ていたら、国語辞典編纂者の飯間浩明が、X(旧ツイッター)で、「7月20日のテレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか!!』で、『日本』の読みが『ニッポン』から『ニホン』になったのは〈せっかちな江戸っ子が早口で話...
詩、ことば、文学

「いよなん」のこと

今まで一人でやってきた僕が、同人誌(合同誌)「いよなん」に参加することになった、という話。
食、趣味、その他

IT弱者、YouTubeを始める④

7月10日 新作の紹介。まずは昨日投稿したばかりの「向日葵(ひまわり)」という作品。 説明文にも書いたが、結構ダークな歌詞である。カミュの「異邦人」で、主人公のムルソーが殺人を犯した理由を「太陽のせい」とうそぶく。それをもじって「向日葵のせ...
食、趣味、その他

死刑存廃論争

7月8日 昨日の朝日新聞GLOBEに、「EU各国は死刑を廃止、日本と埋まらぬ溝」と題する意見記事が載っていた。ストレートな書きぶりに驚いた。筆者のサンドラ・ヘフェリンは日独混血のコラムニストだ。日本人の記者なら炎上を恐れてこんなに直裁には書...
食、趣味、その他

「女性減って自治体消滅」?

6月28日 少し前のことだが、朝日新聞の「耕論」が「女性減って自治体消滅?」という題で、「人口戦略会議」のレポートについて論じていた。「若年女性」人口の減少によって消滅可能性のある地方自治体が全国に744あるという。 この、「自治体消滅」が...
詩、ことば、文学

葬式饅頭の歌

「葬式饅頭でっかいそうだ」という歌の「元歌」が、阪田寛夫の詩であるという説がネットで流布されているが、これは誤りだ。
音楽、絵画、ドラマ

「わかりやすさ」

6月8日 詩人でフランス文学者の入沢康夫(1931~2018)が亡くなる少し前に、「前衛的な冒険が目の敵にされるようになってきた。『ちょっとやさしくて』『ちょっと悲しくて』『ちょっとはみ出して』、結局うんと保守的で、本当にはみ出した者には残...
食、趣味、その他

復興か移住か

5月27日 元日の能登半島地震の一週間後に、米山隆一衆議院議員(立憲民主党)が、「非常に言いづらいことですが、地震前から維持が困難になっていた集落では、復興ではなく移住を選択することを組織的に行うべきだ。現在の日本の人口動態で、その全てを旧...