酔生夢死

食、趣味、その他

国連女性差別撤廃委員会の勧告

10月31日 国連女性差別撤廃委員会が、日本政府に対して選択的夫婦別姓制度の導入を求める勧告をした。これ自体は四度目だが、最も重要な「フォローアップ項目」に指定したのは前回に次いで二度目だ。たまたまだが、この問題に後ろ向きな自民党が大幅に議...
歴史、古文書

古文書の季節

10月30日 川崎市公文書館の「中級古文書講座」に通っている。武蔵小杉にある川崎市生涯学習センターで、毎週土曜全四回行われるもので、次回11月2日が最終回だ。「川崎宿・幕末『御用留』を読む」というタイトルで、川崎宿の役人惣代を務めていた森五...
旅、人物

昭和記念公園

10月18日 秋晴れというにはやや気温が高い一日、国営昭和記念公園に行った。 コスモスを見に行ったのである。それなりに人は多いが、とにかく広い。そして最近では意外なほど外国人客がいなかった。10年ほど前に「ひたちなか海浜公園」にコキアを見に...
未分類

気になる言葉「ナイーブ」

9月29日 8月31日の投稿で、小説家星野智幸の寄稿を紹介した。現代の日本が「あらゆる発言が攻撃できるか感動できるかで消費される状態」になっていることを嘆く星野に対して、ジャーナリストの安田峰俊が「ナイーブ」と断じたと書いている。 この「ナ...
音楽、絵画、ドラマ

「眠る人」~YouTube

9月26日 新作の紹介。 この「眠る人」という詩は、中井英夫の「眠る人への哀歌」にインスパイアされたものであることは間違いないが、原詩の清澄さには遥かに及ぶべくもない。前に紹介した「物語」という詩のテーマである、「未だ出会わざる別れ」もそう...
詩、ことば、文学

「いよなん」のこと②

9月8日 「いよなん」のメンバーが、新メンバーの紹介記事の一環として、僕のことを書いてくれた。 素直に嬉しい。仲間がいるってこういうことなんだな。 今年の春、「このグループに入れてもらえるかも」となってから、僕にとっての小説の季節が到来。今...
食、趣味、その他

「共感」を求める社会

8月31日 朝日新聞8月27日朝刊オピニオン欄の、小説家星野智幸の寄稿「言葉を消費されて」を読んだ。共感するところが多かった。星野は「ぼくが社会や政治について言葉にしてきたのは、共感する者同士の居場所を作るためではなく、境界をなくして少しで...
詩、ことば、文学

「反戦」のコンテンツ

8月25日 小説家の柚木麻子が、朝日新聞に寄稿した「日常から消えた あの戦争」を読んだ。小説家が多少なりとも「政治的」発言をすることのリスクは、今日ではとても高いようだ。以前このコラムでも取り上げた李琴峰なども、「反日」などと中傷を受けてい...
詩、ことば、文学

文学と性

たいそうなタイトルを付けたが、もちろん結論などない。気楽に読んでほしい。
詩、ことば、文学

「ニッポン」か「ニホン」か

7月23日 ヤフーニュースを見ていたら、国語辞典編纂者の飯間浩明が、X(旧ツイッター)で、「7月20日のテレビ朝日『池上彰のニュースそうだったのか!!』で、『日本』の読みが『ニッポン』から『ニホン』になったのは〈せっかちな江戸っ子が早口で話...