詩、ことば、文学

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福永武彦と信仰

池澤夏樹「また会う日まで」は小説か史実か。父福永武彦の出生の秘密とは。福永のキリスト教観とは。
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暮らしの中の関西弁

11月26日 川上未映子の(特に初期の)ものなどを読んでいると、関西弁のアドヴァンテージというものを感じる。町田康訳の「宇治拾遺物語」(池澤夏樹編集の日本文学全集で読める)など、むっさしょーむなくて抱腹絶倒。だが、もちろんこれらは使い手の技...
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「のろわれた沼の秘密」

11月3日 小学校一年で読んで、大袈裟に言えば僕の生涯の一冊になった本。ホイットニー作・白木茂訳・三輪しげる絵。ニューヨークで暮らしていた13歳の少女スーザンが、避暑地の町でひと夏を過ごす。病気の父の転地療養のために父の故郷であるこの町に引...
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「52ヘルツのクジラたち」は、完全なるキャラクター小説

9月12日 評判のいい小説なので読んでみた。評判通り面白かったし、感動もした。そして思った、これは完全なるキャラクター小説(僕の造語。登場人物がすべてキャラクター設定され、その枠内だけで行動する小説)だと。 授業で漱石の「こころ」をやると、...
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「鬼滅の刃」というタイトル

9月8日 最初に断っておくが、僕はこの作品を、映画・TVアニメ・漫画のどれ一つも全く見たことがない。だから当然、作品の内容をあげつらうつもりはない。ここで話題にしたいのは「鬼滅の刃」というタイトルについてである。いやむしろ、「鬼滅」という言...
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気になる言葉「におう」

9月5日 二十年余り前の話だが、TVで「これ、におってみ」と言っているのを聞いて意味が分からなかったことがある。しばらく考えて、「この匂いを嗅いでみろ」と言っていることは分かったが、このように「においをかぐ」という他動詞として、「におう」を...
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あそこの呼び方

8月1日 中村文則の小説を読んでいて、「性器」という言葉が繰り返し出てくるので、そのたびに何か異物を吞むような感覚を覚える。まるで、体の一部ではなく制御できない何物かのような感じだ。もちろんそういう効果を狙っているのかもしれないが。ふと思い...
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雨男・雨女

7月20日 朝からギンギンに暑い、今日は35℃予想。ついこの間までの雨の多い、ぐずついた天気がまるで嘘のようである。なぜか唐突に、「究極の雨男」を自称していた古い友人のことを思い出した。彼が内モンゴルを旅した時、何か月も日照りに苦しんでいた...
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気になる言葉 〇ー1

7月18日 今夕、相葉雅紀が出演するTV番組を見ていたら、「釜1グランプリ」(かまわんぐらんぷり)というコーナーがあって、視聴者が投稿した釜飯のレシピからナンバーワンを決める企画らしかった。豚汁釜飯やキンパ釜飯など、なかなかおいしそうだった...
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気になる言葉「ジャックする」

7月11日 テレビの芸能ニュースのコーナーで、「(タレントの)〇〇が、渋谷をジャックしました」とか、「〇〇が電波ジャックしました」などというフレーズを聞くことがよくある。前者は、〇〇がゲリラライブ等を行い、渋谷の街を席巻したということ、後者...