詩、ことば、文学

福永武彦と信仰

池澤夏樹「また会う日まで」は小説か史実か。父福永武彦の出生の秘密とは。福永のキリスト教観とは。
食、趣味、その他

IT弱者がブログを始めると

IT弱者がブログを始める苦労。
食、趣味、その他

「親ガチャ」・宿命観

12月2日  「宿命」と聞くと、頭の中に菅野光亮作曲のピアノ協奏曲が鳴り響き、海辺を歩く遍路姿の二人が浮かぶ。そんなことを思いながらページを繰ると、いきなり「『宿命ってなにかしら?』『生まれてきたこと、生きているということかもしれない』~映...
詩、ことば、文学

暮らしの中の関西弁

11月26日  川上未映子の(特に初期の)ものなどを読んでいると、関西弁のアドヴァンテージというものを感じる。町田康訳の「宇治拾遺物語」(池澤夏樹編集の日本文学全集で読める)など、むっさしょーむなくて抱腹絶倒。だが、もちろんこれらは使い手の...
音楽、絵画、ドラマ

76年の「犬神家」

11月16日  13日の朝日新聞BEに、金田一シリーズの人気ランキングが出ていて、一位は「犬神家の一族」であった。個人的にはそこまでの傑作とは思わないのだが、やはり1976年に大ヒットした映画の影響が大きいのだろう。「獄門島」や「八つ墓村」...
歴史、古文書

「葛飾民」

11月11日  朝ドラの「おかえりモネ」をずっと見ていた。テーマを純化させるためなのだろう。やさぐれた人間など出てこない。みんな心に傷を持ちながら、真っ当でかつ優秀な人たちである。百音は三回で気象予報士試験に受かるし、未知もワカメの研究で成...
詩、ことば、文学

「のろわれた沼の秘密」

11月3日  小学校一年で読んで、大袈裟に言えば僕の生涯の一冊になった本。ホイットニー作・白木茂訳・三輪しげる絵。ニューヨークで暮らしていた13歳の少女スーザンが、避暑地の町でひと夏を過ごす。病気の父の転地療養のために父の故郷であるこの町に...
食、趣味、その他

「フレーム・バイ・フレーム方式」VS「テレシネ方式」

10月23日 (8ミリ映画再生計画続き)  御徒町の業者(A社とする)に頼んで8ミリをダビングしてもらったDVDとデータは、8月下旬に届いた。見てみると心配したほど傷や汚れはないが、色が記憶と違う。フィルムが褪色する一方で、僕の記憶の方は美...
食、趣味、その他

ライバルは「ショウ君」

10月17日 録音風景  緊急事態宣言が解除されたので、ヴォランティアを再開した。主に視覚に障碍がある人のために、本や資料を音読してデジタル録音した、「デイジー図書」を作る活動である。録音自体は在宅でもできるので、本来はコロナと関係なくでき...
音楽、絵画、ドラマ

すぎやまこういちの功績

10月8日  すぎやまこういちが亡くなった。九十歳という年齢を考えれば仕方ないとも思うが、やはりショックである。9月26日の投稿で、「近年ではドラクエの音楽と右翼的な発言ばかりで有名になっている」と書いたが、予想通り、ネットニュースのコメン...