ホームシアター再建

9月18日

 今から22年前の1999年(前世紀だ)、清水の舞台から飛び降りる覚悟で(大袈裟!)、ホームシアターを作った。DVDの出始めの頃だ。液晶パネルによる単眼式ビデオプロジェクターもいいものが出始めていた。
 かかった費用の半分はプロジェクター(ソニーVPLW400QJ)だった。80インチのスクリーンも結構値が張った。DVDプレーヤーはレーザーディスク(LD)も再生できるパイオニアのDVLK88、これはDVDのカラオケフォーマットにも対応しており、マイクをつなげばカラオケ機になった。当時はまだDVDのソフトが少なく、むしろLDの方がバラエティーに富んでいたのだ。AVアンプ(ヤマハDSPA1092H)は、ドルビーデジタル対応で、アンプに合わせて7.1チャンネル構成のスピーカーを組んだ。
 そのホームシアターも20年以上が経ち、近年はほとんど使っていなかった。実家から持ってきたブルーレイ(BD)プレーヤーをつなごうとしたら規格が合わない。HDMI端子が付いていないし、プロジェクターも、ハイビジョンに対応していない。この際、プロジェクターとアンプを新しくすることにした。

 アンプはデノンAVRX2700H。以前のアンプよりは一回り小さく、重さは半分の10㎏。古いアンプを外して、ケーブル類はまとめておいたので、さっそくスピーカーケーブルを接続したのだが、サブウーハーをつなぐ端子がどれかわからない。取扱説明書はネットからダウンロードしなくてはならず、とりあえずのスタートガイドはHDMIでテレビにつなぐと画面に表示されるという仕組み。ならばと、プロジェクター(エプソンEHTW8400)の設定を先にする。こちらは以前のソニーのよりやや大きい。電源を入れるとレンズカバーが自動で開く。ズームやフォーカス調整、上下左右の微妙な調整も、前のは手動だったが、すべてリモコン操作。進化を実感する。アンプと繋ぎ、電源を入れるとスタートメニューがスクリーンに映し出された。その指示に従い、スピーカーをチェック。フロント右のスピーカーから音が出ていないのに気づき、ケーブルをつなぎ直すと音が出た。ウーハーも接続。次にBDとDVDの接続だが、ここで問題が発生。BDは問題なかったが、古いDVDプレーヤーの方は映像端子とS映像端子しかないので、アンプにつないでもHDMIから出力できないのだ。もちろんDVDはBDプレーヤーで再生できるので問題はないのだが、これでは昔買ったLDが大画面で見られない(S端子からHDMIにデジタル変換できるコンバーターを早速アマゾンで注文した。結果、画質はあまり良くないがなんとかプロジェクターで映写できた。が、アスペクト比4:3の映像が16:9になってしまう。これについてはアマゾンのレビューにも書かれてはいた。3,999円なのでしかたないか)。残念だがLカセットやベータマックスのように、LDもなってしまったということだろう。
 LDは残念だが、BDはさすがに映像も音も素晴らしい。あと何年楽しめるかわからないが、とりあえずは買い替えてよかった。

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