IT弱者、YouTubeを始める。

食、趣味、その他

12月7日

 YouTubeを始めてみた。

ATEEKA LABEL
「詩集 物語/世界」「詩集 無名その他」の著者が、自作の詩にメロディを付けて紹介しています。

 「IT弱者」である僕が、ブログを始めるにあたっての苦労は以前書いた(21年12月11日)。いまだに「アカウント」とか「認証」とかいう言葉を見るとドキドキしてしまう。そんな僕が、自作の詩にメロディーを付けてみたいと思い立ち、「鼻歌を楽譜にしてくれるソフト」を試してみた話も以前書いた(22年11月24日、12月29日)。また、それとは別に、実家を整理した際に出てきた、高校時代に作った8ミリ映画を復活させたいと思い、業者に頼んでデジタル化してもらい、再編集した話も書いた(21年10月23日ほか)。この時使った動画編集ソフト(「アドビ・プレミアエレメンツ」)は17,297円したが、所期の目的を果たすと後は用無しになってしまった。これでは宝の持ち腐れなので何かに使いたい。作った曲に映像を付けて,MV(ミュージックヴィデオ)風にしてみたらどうかと思い立ったのだ。量販店で4万円弱のビデオカメラを買った。350mlのペットボトルより小さくて軽いので、旅行は勿論、外出時は鞄に入れて持ち歩き、良い景色に出会えば撮るように心掛けた。
 僕はブログを始めるにあたり、「世界一やさしいブログ×YouTubeの本」という本を買ったが、それはこの本がブログの開設方法を詳しく解説していたからであって、その時点ではYouTubeをやる気は全くなかった。だが、動画を観てもらうならブログよりYouTubeがいい。
 今回はこの本(もう若干古くなっている)に加えて、ネットで「ユーチューブの始め方」を検索して資料収取した。が、ほとんどが「ユーチューブの開設にはグーグルアカウントの取得が必要です」と書いてあるだけ。僕は勿論そんなものは持っていないのでそこからである。これには家電量販店ノジマのHPのお客様サポートが役に立った(「グーグルアカウント作成、ノジマ」で検索すると出てくる)。そこからYouTubeのチャンネル開設に進むのにまた迷う。いったんログアウトして、YouTubeのページからログインしなくてはいけなかったのだが、そのあたりがIT弱者には難しいのだ。後はネット記事で予習していたのでそれほどは迷わなかった。アイコンやチャンネルアートと呼ばれる背景の絵も用意しておいたものを使った。15分以上の動画の投稿や生配信、将来の収益化のためには電話番号認証が必要ということだが、とりあえずはパスして、用意していた二本の動画を投稿する。それでも結局、昼食休憩を挟んで3時間近くもかかってしまった。
 今回投稿した「ざわわ」も「子供はみんな」も元は学生時代に書いた古い詩である。「ざわわ~」という歌い出しを、上条恒彦や森山良子が歌った「サトウキビ畑」と同じにしないために、高いところから下がるメロディーにしてみた。するとその途中にかぶせて次のフレーズを入れるメロディーが思い浮かんだ。結果二声の掛け合いという形の歌になった。「子供はみんな」はわりと長い詩で、一番、二番という風になっているわけでもないので、とても最後まで行かないだろうと思ったのだが、最初のメロディーが出来ると案外すらすらと最後まで出来てしまった。
 問題は歌をどうするか、頼める人はいない。ボーカロイドを導入することも考えたが、なるべく金はかけないという方針で、結局自分で歌うことにした。音楽制作のためのソフト「シンガー・ソング・ライター・ライト」が7,600円。オーディオインターフェースは約12,000円だったが、これはもともと「本業」のデイジー図書製作のために買ったもの。マイクに至っては30年近くも前に買ったシロモノだ。これに動画編集ソフトとビデオカメラを入れても8万円程度で、それがかかった金額のすべてだ。ちなみにYouTubeのチャンネル開設、投稿はすべて無料である。

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