詩、ことば、文学

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気になる言葉「ひよる」

7月28日 TVのCMを見ていたら、アニメのキャラクター風の男が「この中にヒヨってるヤツいるー、いねえよなあ」と言っているのを聞いて驚いた、そして何とも言えない違和感を覚えた。この「ヒヨる」という言葉は、僕の知っているあの「ヒヨる」と同じな...
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ミステリーというパラレルワールド③ ~ある読書の思い出

7月21日 ミステリー小説やドラマについて書いているうちに、二十何年も前に読んだ(題名も忘れたが)本のことを思い出した。当時よく通っていた飲み屋の「ママ」が、ちょうど読み終えた文庫本をくれたのである。何かの時に、僕がミステリー好きだと言った...
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「詩集 無名 その他」

僕の二冊目の詩集が出来上がりました。宣伝です。
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ミステリーというパラレルワールド② ~「叙述トリック」への怨嗟

最近の日本の「本格ミステリ」には、「叙述トリック」が多すぎると思う。創始者でもあるクリスティーが、「生涯一度しか使えない」と語ったものなのだが…。
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川端康成の浅草

川端康成が描いた昭和初期の浅草は、皮肉にも震災と大空襲のはざまの短い命だった。
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気になる言葉「よさげ」

最近よく聞く「よさげ」という言葉。これは文法的に正しいのだろうか。
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川端康成の“BL作品”「少年」

川端康成の「知られざるBL小説」『少年』が没後50年を機に文庫化され、版を重ねているという。さっそく読んでみた。
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李琴峰「生を祝う」

4月10日 李琴峰の「生を祝う」を読んだ。前に同じ作者の、「彼岸花が咲く島」を読んだのは、これが芥川賞受賞作だったから。こういうとミーハー(死語?)っぽいが、生の時間は短く、読める本は限られている。書店がそもそも少なくなり(最寄り駅の駅前に...
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「ぼく」 谷川俊太郎と「死の絵本」追加

3月29日 3月16日の朝日新聞「声」欄は、「死を思うことは 恐ろしいけれど」という中学生からの投稿に対する反響を特集していた。年齢も性別も様々な人々が、死に対する考えを語っている中に谷川俊太郎のインタビューもあった。谷川が子どもの自死をテ...
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奇想と妄想 ポオの世界②

奇想の蒐集家3月25日 「100分de名著」の冒頭で、伊集院氏が「ポーと言えば、推理小説だと思っていた」という趣旨のことを語っていた。次回のテーマが「モルグ街の殺人」なのでそこで話題になるかもしれないが、ポオが遺した推理小説は短編5編とされ...