音楽、絵画、ドラマ

音楽、絵画、ドラマ

「ポーの一族」再読、それから②

5月8日  「ポーの一族」の続編4冊を続けて読んだ。ページ数だけなら、1972年~76年の「正編」に迫るほどだし、「秘密の花園」は単一エピソードとしては過去最長となる。新しい連載も始まるようだし、作者の衰えを知らない創作意欲には圧倒される。...
音楽、絵画、ドラマ

70年代の筒美京平

4月30日  筒美京平については過去この欄に三回も書いている。もう語り尽したと思っていたのだが、今朝の朝日新聞BEランキング「今こそ! 聴きたい 筒美京平」を読んだら、また書きたくなった。記事中で音楽評論家のスージー鈴木が「個人的にはやはり...
音楽、絵画、ドラマ

「ポーの一族」再読、それから①

「ポーの一族」は、僕が高校生の頃愛読した漫画。40年ぶりの新作を注文した機会に読み返してみた。
音楽、絵画、ドラマ

ドラマ「雪国 Snow Country」

4月21日  BSNHKのドラマ「雪国 Snow Country」を見た。原作は言わずと知れた川端康成の代表作である。冒頭、「現在では配慮すべき用語」が使われているという注意書きが出る。本当は配慮すべきは用語だけではないのだろう。主人公の島...
音楽、絵画、ドラマ

音楽

音楽は芸術の中でも最も優位性を持ったものだと思うが、「言語」同様人間が世界を理解するために創り上げた営みである。「音楽」が違えば世界の見え方も変わる。それは他の文化と同じである。
音楽、絵画、ドラマ

ウルトラセブン 最終回

3月7日  日曜日の朝、BSNHKでウルトラセブンの最終回を、何十年ぶりかで見た。好きな実相寺昭雄の作品や、「ノンマルトの使者」などはDVDでも持っていて、何回も見ている。「セブン」に限らず円谷作品は、一本ずつの独立性が高く、出来不出来の差...
音楽、絵画、ドラマ

ゴジラと皇室

2月28日  ゴジラは何故皇居を破壊しないのかを大マジメに論じた人たちがいる。赤坂憲雄は、ゴジラは第二次大戦で南洋で死んだ兵士たちへの鎮魂歌だという川本三郎のエッセイを引用しながら、「川本はそこで、皇居を前にしたゴジラが突然まわれ右をして海...
詩、ことば、文学

「悪魔の手毬唄」考③

映画をベースにして改変を重ねた結果、原作とはかけ離れてしまったドラマが多い。これから読む人は、先入観を持たすに向き合ってみてほしい。
詩、ことば、文学

「悪魔の手毬唄」考②

市川崑による映画は名作だが、原作とはかなりテイストが違う。犯人を悲劇の主人公にするために結末を大きく改変しているのだ。
詩、ことば、文学

「悪魔の手毬唄」考①

「悪魔の手毬唄」の魅力は、美しい山村の風景と風物にある。市川崑の映画がそのイメージを変えてしまった。