歴史、古文書 「世界は五反田から始まった」を読む 2月19日 この本を読む気になったのは、もちろん評判がいいからだが、もともと「五反田」という土地には愛着があった。著者言うところの「大五反田」(五反田駅を中心に半径2kmの円内)にある学校に十年ほど勤務していたし、円のすぐ外側の学校にも長く... 2023.02.19 歴史、古文書
音楽、絵画、ドラマ バカラックがビートルズに逢った時 2月14日 「バカラックがビートルズに逢った時」という不思議なタイトルのアルバムがある。僕の手元にあるのは「筒美京平 BACHARACH meet THE BEATLES」の題で復刻されたもので、もともとは兄が持っていたCDだった。 先日、... 2023.02.14 音楽、絵画、ドラマ
詩、ことば、文学 「静かな生活」② 2月4日 (①から先にお読みください)伊丹十三による映画の方を見てみよう。原作小説は6篇の短編から成っているのだが、映画に採用されているのはそのうちの4篇だ。各エピソードはかなり原作に忠実で大きな改変はないが、バランスはずいぶん原作とは違っ... 2023.02.04 詩、ことば、文学音楽、絵画、ドラマ
詩、ことば、文学 「静かな生活」① 2月2日 先月、日本映画専門チャンネルで伊丹十三の没後25年を記念して、長編映画全十作品の一挙放映があった。そこで、「静かな生活」を録画して何度か繰り返して見た。伊丹には義弟にあたる、大江健三郎の連作短編集を原作とした映画である。 大江健三... 2023.02.02 詩、ことば、文学音楽、絵画、ドラマ
詩、ことば、文学 いわゆる「差別語」について 1月27日 高校の国語教科書の定番教材に、芥川龍之介の「羅生門」がある。主人公の下人が羅生門の楼に上がると、そこにはおびただしい数の人の死体が打ち捨てられており、その死体たちが「永久に、唖(おし)のごとく黙っていた」という表現がある。この箇... 2023.01.27 詩、ことば、文学
歴史、古文書 「新しい戦前」 1月24日 タモリが、今年は「新しい戦前になる」と言った。僕は見ていないが、報道によれば昨年末の「徹子の部屋」で、来年はどんな年になるかという問いにそう答えたのだという。司会の黒柳徹子はそれ以上質問せず、タモリもそれ以上は何も言わなかったと... 2023.01.24 歴史、古文書
詩、ことば、文学 横溝正史の「エログロ小説」 1月16日 書店で、横溝正史の「吸血蛾」を見つけて買った。没後40年記念として角川文庫から復刊されたものだ。巻末の編集部の注意書きが目を引く。そのまま引用すると、「なお本文中には、変性男子、びっこ、浮浪者、薄野呂、狂気、気が狂う、気ちがい、... 2023.01.16 詩、ことば、文学
食、趣味、その他 ディレッタントという生き方 年頭にあたり、来し方を振り返ってみた。自分の生き方(行き方)を考えた時に、「ディレッタント」という言葉が思い浮かんだ。 2023.01.05 食、趣味、その他
食、趣味、その他 鼻歌を楽譜にするソフト IT弱者、シンガーソングライターライトを使ってみる。② 12月29日 「鼻歌を楽譜に出来るソフトの話」(11月24日)の続き。楽器が何もできず(唯一出来るのは小学校でやった縦笛=リコーダーだけ)、譜面の読み書きもできない僕がコンピュータの力を借りて作曲できないものかと思い、「シンガーソングライタ... 2022.12.29 食、趣味、その他
詩、ことば、文学 道徳の時間と「銀の匙」 12月24日 昨日の朝日新聞「声」欄に、「道徳の授業に正解はあるのか」という、高校生からの投稿が載っていた。彼女は小学生の頃の「道徳」の授業の思い出を綴っている。友達と大喧嘩した主人公がその友達から仲直りを持ちかけられるというシチュエーショ... 2022.12.24 詩、ことば、文学