酔生夢死

音楽、絵画、ドラマ

ドラマ「雪国 Snow Country」

4月21日 BSNHKのドラマ「雪国 Snow Country」を見た。原作は言わずと知れた川端康成の代表作である。冒頭、「現在では配慮すべき用語」が使われているという注意書きが出る。本当は配慮すべきは用語だけではないのだろう。主人公の島村...
音楽、絵画、ドラマ

音楽

音楽は芸術の中でも最も優位性を持ったものだと思うが、「言語」同様人間が世界を理解するために創り上げた営みである。「音楽」が違えば世界の見え方も変わる。それは他の文化と同じである。
食、趣味、その他

蕗とアスパラの牛鍋

何でもない日の普通のご馳走。春の味。
詩、ことば、文学

李琴峰「生を祝う」

4月10日 李琴峰の「生を祝う」を読んだ。前に同じ作者の、「彼岸花が咲く島」を読んだのは、これが芥川賞受賞作だったから。こういうとミーハー(死語?)っぽいが、生の時間は短く、読める本は限られている。書店がそもそも少なくなり(最寄り駅の駅前に...
歴史、古文書

愛に就いて

古文書で見る「愛」の字は猛々しく、優しさが感じられない。「愛」は和語にはない、外来の思想である。
詩、ことば、文学

「ぼく」 谷川俊太郎と「死の絵本」追加

3月29日 3月16日の朝日新聞「声」欄は、「死を思うことは 恐ろしいけれど」という中学生からの投稿に対する反響を特集していた。年齢も性別も様々な人々が、死に対する考えを語っている中に谷川俊太郎のインタビューもあった。谷川が子どもの自死をテ...
詩、ことば、文学

奇想と妄想 ポオの世界②

奇想の蒐集家3月25日 「100分de名著」の冒頭で、伊集院氏が「ポーと言えば、推理小説だと思っていた」という趣旨のことを語っていた。次回のテーマが「モルグ街の殺人」なのでそこで話題になるかもしれないが、ポオが遺した推理小説は短編5編とされ...
詩、ことば、文学

奇想と妄想 ポオの世界

エドガー・アラン・ポーは神格化され、なかば伝説上の人物のように扱われることもあるが、実像は違うのではないか。ETVの「100分de名著」を参考に考えてみたい。
詩、ことば、文学

やさしい人

3月15日 兄が66才で亡くなって一年になる。実家で一人暮らしの兄とは、コロナ以来会っていなかったが、定期的に電話はしていた。昨年の3月15日、柏警察署から電話があったときは交通事故かと思った。それが自宅で亡くなっていたと。2月に電話した時...
音楽、絵画、ドラマ

ウルトラセブン 最終回

3月7日 日曜日の朝、BSNHKでウルトラセブンの最終回を、何十年ぶりかで見た。好きな実相寺昭雄の作品や、「ノンマルトの使者」などはDVDでも持っていて、何回も見ている。「セブン」に限らず円谷作品は、一本ずつの独立性が高く、出来不出来の差も...